東京都の有名建築、国立代々木競技場について紹介します。
目次
国立代々木競技場


国立代々木競技場(こくりつよよぎきょうぎじょう)は、東京都渋谷区にあるスポーツ施設である。第一体育館・第二体育館の他、インドアプールなどからなる。通称として「代々木○○(第一・第二)体育館」も用いられる。
引用:Wikipediaより
建築情報
- 正式名称:国立代々木屋内総合競技場
- 所在地:東京都渋谷区神南二丁目1-1
- 主要用途:体育施設
- 設計者:丹下健三
- 構造形式:鉄筋コンクリート構造(一部鉄骨鉄筋コンクリート構造)
見どころ
1964年の東京オリンピックの開催に備えて建設され、サブ会場として使用されました。
建築的な特徴としては、第一体育館・第二体育館共に、吊り構造が用いられています。また、観客が競技に集中できるように、内部に柱がない、珍しい構造になっています。
さらに、油圧ダンパーで屋根の振動を抑える制震構造が採用されていますが、制震目的で油圧ダンパーを採用した建物は日本初でした。
外観は、第一体育館は緩やかな曲線のシルエットが特徴的で、上から見ると、半円を少しずらして向かい合わせたような形になっています。
第二体育館は、円錐形となっており、貝殻や、カタツムリを想像させます。
ちなみに、2021年に開催された東京オリンピック2020の会場となった、新国立競技場を設計した、隈研吾氏は、この国立代々木競技場を少年時代に見て、建築家になることを決意したそうです。
この国立代々木競技場は、丹下健三氏の代表的作品として名高い物となっています。
その評判は国内外問わず、非常に高いものとなっています。
まとめ
- 丹下健三氏の代表的作品
- 建物の特徴は、吊り構造。第一体育館は、緩やかな曲線、第二体育館は、円錐形。
- 油圧ダンパーを制震目的に採用した、日本初の建物